日経デジタルヘルスによれば東京大学発のベンチャー企業のエルピクセルがAI(人工知能)を用いた医療画像診断支援技術「EIRL(エイル)」を用いて医療機関との共同研究を行い、AIの医療現場への導入を紹介しました。
エルピクセルが目指すのはCTやMRIの画像撮影機器のための診断用AIの開発です。
撮像機器の普及率は非常に高い日本ですが、その診断医が不足しているとのこと。
多くの専門医の診断のセカンド、サードオピニオンなど、複数の診断知識をAIに学習させ、そこから独自の診断を行えるようにし、瞬時に統計的に最も確率の高い病気の診断や発見を行う事で、診断補助を行う事が出来て的確な診断や見落としの防止も出来るようになります。
しかしやはり思う事はAIは頭脳的仕事に向いているという事です。
以前もとある雑誌に書いてありましたが、歯科治療のような技術の仕事をAIロボットが行うと言うのは少し現実的ではありませんね。
診断でさえ「補助」ですので、数ミクロンの細かい作業をAIロボットが他の箇所を傷つけないで精密に出来るようになるのはもう少し先になるでしょうかね?
その作業と職種の特徴などを何も知らなければ、いとも簡単に「AIやロボットで全て出来る」なんて言ってしまいがちですが、それを言い始めたらなんでもそうなってしまいますね。
この様に文章を作ったりする事もAIで情報収集と執筆は一瞬ですから、ニュースや雑誌なんかもそうなってしまいますかね。
なんにしても、役に立つAIやロボットがどんどん開発されるのを期待しています!
第52話に続く。
第52話 未来世紀ジパングで紹介されたインプラント手術ロボットーYOMIー
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