口腔内スキャナーなどのデジタル関連の話の中で良く登場する、『正確度(真度)と精度』。
これは下の図にある様に、元のデータの数値に近い事を正確度(真度)と言い、回数を重ねても同じ程度の範囲にデータが来る事を精度が高いと言います。
結構ざっくりですが(笑)
日立ハイテクノロジーズ:解説サイト「半導体の部屋」
各社メーカーや代理店がこぞってこの話をします。
うちのスキャナーは他社のメーカーに比べどうだとかデータを出します。
また、講演などでもよくそう言った事を聞きますが私個人的な意見では、、、
「それ言われてもね」という気持ちが非常に強いです。
何故かと言うとその正確度や精度が実際にクラウンを一つ作る際に、どこにどのくらいのエラーが出るのかという想像が全くつかないからです。
なんでも誤差はあるものだと思ってその誤差に対応できる様な人工物の作製方法を、各自で見つけ出してそれをルーティンワークにする事が最も重要だと思います。
とは言いつつもこういった知識は必要ですので、上のリンクにもある日立ハイテクノロジーズの解説サイトが分かりやすいので参考にして下さい。
https://www.hitachi-hightech.com/jp/products/device/semiconductor/accuracy-precision.html
第56話に続く
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