2017/09/27

第15話 人気のCADデザインソフトexocad(エグゾキャド)が選ばれる理由







CADデザインのソフトは様々ありますが、どこのラボに行っても必ずと言っても良い程導入されているのが、『exocad(エグゾキャド)』。






exocad(エグゾキャド)は2010年にドイツのFraunhofer Organization(フラウンホーファーグループ)のスピンオフ会社として設立され、その後Fraunhofer's Dental CAD technologyはexocad(エグゾキャド)に全て移管される事になりました。


今はCarlyle Europe Technology Partners (CETP)(カーライルヨーロッパテクノロジーパートナーズ)の出資を受けてより発展して、あらゆるソフトウェアの開発が行われています。


このexocad(エグゾキャド)が何故多くのラボの人気を集めているのかと言うと、やはりその操作性の様です。





あらゆるデータに適応出来て、数多くのデザインに対応できると多くのCADデザインのオペレーションを行われている方は言います。


実際、口腔内スキャナーを販売しているメーカーの提供するCADデザインソフトは、歯科医師から送られてきたスキャニングデータのみを取り込んでSTLデータにして、exocad(エグゾキャド)にデータを移してデザインしていると言うラボもあるくらいです。

※ここではメーカー名は言えませんし、講演や雑誌でも言うつもりはありませんので、知りたい方は直接お会いした時にでも聞いてください。


またもう一つ導入率の高い理由があります。

それは、「導入費用」です。

多くのメーカーのCADデザインソフトの費用は月額使用料です。

もちろん、バージョンアップや保守に対応しているという事はあります。

exocad(エグゾキャド)の場合は初期の導入費用のみ。

新しくアップグレードする場合はその都度費用がかかりますが、月々の費用がかかりませんのでラボにとっても導入に踏み切りやすいと思います。

また個人的にはプロビジョナルレストレーションのダブルスキャンの臨床が多いので、それをやりやすいのもexocad(エグゾキャド)なのかなと多くの歯科技工士さんと話していて、また仕事をする上で感じました。

歯科医師の先生方も自分の補綴物がどのCADデザインソフトで作製されているかを是非チェックしてみて下さい。

第16話へ続く。

第16話 江東区歯科技工士会での講演で忘れられない出来事












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