2017/09/30

第20話 インビザラインのAlign Technologyが買収したiTeroで、治療開始までの期間を短縮








今回は今まで紹介していなかった口腔内スキャナーのiTero(アイテロ)について書きます。


もともとはCADENT社が開発したものですが、マウスピース矯正の「invisalign(インビザライン)」で有名なアメリカのAlign Technology(アラインテクノロジー)社が買収し、矯正歯科医を中心に導入が進んでいます。


2014年から開始日本国内に導入開始され、2016年の段階で約27台が導入されているようです。


やはりAlign Technology(アラインテクノロジー)という事で、invisalign(インビザライン)をメインに考えているように感じられます。


引用元:Align Technology


このiTeroを使用する事で、従来、印象採得をしてアメリカのAlign Technology(アラインテクノロジー)まで送って、そこからコスタリカの工場まで送られ工業用CTでスキャンしてデータ化されていたものが、印象材の輸送をすっ飛ばして一気にコスタリカの工場へデータ送信となりますので10日以上の時間短縮が可能になりました。


また従来より矯正歯科医院は模型で溢れかえっていましたが、患者さんの模型をデジタルデータとして保管する事でスペースを取られるという事もなくなります。


2017年はiTeroを絡めた講演企画などもあるようなので、invisalign(インビザライン)ドクターはますます増加するかもしれませんね。


またiTeroの機能自体も以前と比較してスキャンスピードも速くなり、ワンドも40%も小さくなり操作性も良くなっているようです。





独特なワンドの角度。 

口腔外にレストを取る場合はやりやすそう。

2017年は口腔内スキャナー戦国時代の様相を呈してきましたね。


第18話 各社口腔内スキャナーの価格一覧



第21話に続く。

第21話 iTeroのアプリで導入前にシミュレーション

















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