世界的に口腔内スキャナーの普及率が高まり、数年前と比べその種類は増え、また精度、スキャンスピードなどは格段に上がり、臨床レベルでも従来法の印象材を用いる方法よりも使い方によっては良い結果をもたらせるようになっています。
その中でも3shapeのTRIOS(トリオス)3は、日本でも今年多くの会社から販売されているくらい大注目されています。
TRIOS(トリオス)3はカラーイメージで表示され、口腔内の写真も重ね合わせる機能が付いています。
色を判別できる機能があり、さらにはシェードテイキングまで出来る様になっています。
※3shapeのホームページにあるTRIOS(トリオス)3の動画で見る事が出来ます。
私が言いたいのはただシェードテイキングが出来ると言う事ではありません。
これから先シングルセントラルなどの色合わせをシビアに求められる症例などで、色を正確に採得出来る判別できるようになったとしてから「その先」です。
正確に色が解析出来たならその色にあった、例えばですがポーセレンパウダーを吹き付けたりする事で精密に色合わせをオート出来るようになるかもしれません。
そうなるとセラミストも機械化されるのかもしれませんが、おそらくそうなっていくのではないかと言われています。
画像引用:3shape
https://www.3shape.com/
第13話に続く
第13話 国内4社によるTRIOSトリオス3の販売
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