2017/09/25

第14話 3M True Definition Scanner(トゥルーデフィニション)モバイルバージョンの登場












2011年にLAVA™(ラヴァ)C.O.Sという口腔内スキャナーを出していた3M。


この頃のLAVA™(ラヴァ)C.O.Sのデータを見ても、従来法のシリコン印象と比較して精度に差はない状態であると言われていました。
(多少バイアスはかかっているかもしれませんが)




そして2015年には新しくTrue Definition Scanner(トゥルーデフィニション)が登場し、持ち手であるワンドの大幅な縮小と軽量化が図られました。


またスキャンスピードも向上し、臨床で問題なく受け入れらる製品となっています。

私はこのTrue Definition Scanner(トゥルーデフィニション)で通常の印象は全て行っています。


このスターウォーズに出て来るR2-D2の様な「アール」の入った未来的なフォルムがとてもかっこいい半面、診療室が小さかった頃は「でかくて邪魔だなぁ」とも思っていました。


もちろん他のメーカーの口腔内スキャナーも同じで、ディスプレイの下が大きいのはそこにコンピューターが入っているからです。

仕方ないと言えば仕方ない事ですが、小さい方が良いにこした事はないです。




そんな当たり前の声に反応したのか、もともと小型化を視野に入れていたのか、2017年に3M™ Mobile True Definition Scannerが発売されました。

ノートPCサイズでチェアからチェアへ持ち運べる小ささ。

このタイプなら訪問にも使えるかも知れませんね。

小さくなったから精度はどうか?

変わりません。

その代わりパソコンが小さくなった分データ処理の速度は落ちています。

どこに重きを置くかで製品のチョイスは変わってきますが、デジタルデンティストリーにおいて口腔内スキャナーは外せないものになって来ています。


<全く関係のない話>




診療室を広い所に引っ越した時の3Mの後藤さんが、うちのTrue Definition Scanner(トゥルーデフィニション)を大切に運びに来てくれた来てくれた時の写真です。

感謝です。

第15話に続く。

第15話 人気のCADデザインソフトexocad(エグゾキャド)が選ばれる理由















0 件のコメント:

コメントを投稿