2017/11/20

第36話 中国で行われたロボットによるインプラント手術







少し遅い話題ではありますが、先日中国でロボットによるインプラント手術が行われました。





色々な人と話すと「えっ?中国?怖くない?」と言う反応が多くありましたが、正直私は「いよいよ来たな」と思いました。

私はデジタル技術の素晴らしさに目覚めた時から「技術を競い合う時代はいずれ終わる」と思っています。

正確な動きをさせたら機械にはかないません。

しかし、それをどう使うかは人間です。

ですから以前も書いたように「本物の臨床家」こそがこう言ったテクノロジーを積極的に導入すれば、より素晴らしい治療を患者に提供できると思っています。





このロボットによるインプラント手術はCADデザイン上で作製されたインプラントの埋入ガイドを使用し、そのガイドに沿って手術を行います。

このガイドを用いてインプラント埋入を行う事は現在普通に行われている事であり、ガイドに沿ってインプラントを埋入する事自体はなんら難しい事ではありません。

ただ、その一番肝心なところをロボットが行ったと言うのは革新的な事だと思います。

医科用にも「ダヴィンチ」という手術用ロボットがあります。

人間と違い微妙な手ブレもせず、細かい動きも出来ると言います。





今後は歯を削ったり、根の治療をしたりするのもロボットがする様な時代がそう遠くなく来ると思います。





我々はそれを設定したり、どの様な治療計画を行うかをして実際の治療は「見守る」現場監督になる事が仕事になってくる気がします。





第37話に続く

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