前回、埼玉県坂戸市のアイセラミックさんでの「支台歯模型のスキャン」について書きました。
第25話 アイセラミック訪問記①「支台歯模型のスキャン編」
今回はその続きで私の作ったプロビジョナルレストレーションの模型のスキャンと、そのデータと前回スキャンした支台歯模型のデータの重ね合わせです。
支台歯模型同様にモデルスキャナーで読み込みます。
スキャンされたプロビジョナルレストレーションの模型のデータ。
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プロビジョナルレストレーションのスキャン@アイセラミック埼玉県坂戸市
石こう模型は実際の印象の取れ方によって違いがあり、台座の部分など歯や歯肉以外の部分の形態が合致しにくいので余分な部分はトリミングをしてから重ね合わせを行います。
余分な部分がカットされた支台歯模型のデータ。
プロビジョナルレストレーションのデータと支台歯模型のデータ。
データの重ね合わせの完了。
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プロビジョナルと支台歯の重ね合わせ。(ダブルスキャン)
これが私の普段行っているダブルスキャンです。
通常ダブルスキャンの多くは支台歯模型にワックスアップをして、それをデータ化する方法が取られますが、私の臨床の多くではこの方法を採用しています。
次回は別ケースでダブルスキャンのプチトラブルとその回避についてです。
これは絵的に(動画的に)とっても面白いのでお楽しみにして下さい。
第27話に続く。
第27話 アイセラミック訪問記③「複数歯ダブルスキャンにおけるデジタル作業の工夫」
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