デジタル歯科治療における成功のポイントは、いかに口腔内で観察したプロビジョナルレストレーションが正確にトランスファーされるかにかかっていると思います。
そういう意味合いもあって、以前に「デジタル歯科治療は補綴の先生ほどやるべき」と書きました。
第22話 デジタル歯科治療は補綴の先生ほどやるべきです
すなわち、口腔内で機能させるための最終補綴物をデジタルで製作するには、きちんとした咬合を計画して作製、調整されたプロビジョナルレストレーションが必要になります。
それ以外はコンピューター上で適当に作製されたものと私は位置づけています。
そういった事を伝えるために、最近はデジタル歯科治療のためのプロビジョナルレストレーションの作製方法の実習付きセミナーを開いています。
先日はスタディグループ日高会の先生方をメインに上野の(株)松風の実習室でセミナーを行いました。
機能的なプロビジョナルレストレーションの作製や咬合調整の仕方を講義で聞いて頂き、実習を行って頂きました。
また一つデジタル歯科治療における確実なクラウンの作製方法を広める事が出来たと思います。
講演や実習のご希望があれば喜んで引き受けますので、お気軽にご依頼ください。
第25話に続く。
第25話 アイセラミック訪問記①「支台歯模型のスキャン編」
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