私自身日々の臨床において、圧倒的にシリコン印象よりも口腔内スキャナーを用いた光学印象をする事が多くなりました。
それだけデジタル機器の精度が信頼できるくらいになっており、デジタルワークフローのインフラも整って来ています。
前回も書きましたが、やり方次第では従来の方法のみと比べると精度が高いものを作製する事も可能です。
しかしながら未だにデジタルデンティストリーの“未来”とか“将来”と言った事が書かれたものを目にします。
これはメーカー自体が臨床でまだどこまで出来るか正直理解していないと言う事と、そのメーカーに講演や執筆依頼をされた歯科医師が頼まれた時だけ使用して、普段は使用していないと言う背景があるからです。
反対に“現在”(日常)の歯科治療にデジタルをしっかり組み込んでいる歯科医師ももちろんいます。
いつまでも、未来だの将来だの展望だのと言っていると、デジタル化は一向に進みません。
実際に日常臨床をデジタル化している歯科医師の先生達はたくさんいます。
デジタル機器の導入をまだ行っていない先生は、まずは口腔内スキャナーから導入をしてみて下さい。
必ず自身の治療が変わりますし、患者さんにも伝わります。
第24話に続く。
第24話 デジタル歯科治療のための機能的なクラウン作製セミナー
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